薪ストーブ日和

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日本暖炉ストーブ協会「薪ストーブのある暮らし」弊社記事ご紹介


お久しぶりです、
札幌本社同様、たぶん
なにかと忙しいニセコ支店の湯口です。

さて今日は、弊社(日本暖炉協会会員)が紹介されている新刊のご紹介です。



日本暖炉協会から出版されましたこの図書
まずは大変に優れてat Homeな装丁ですね。


内容としては、薪ストーブのスペシャリストによる施工写真を収めたもの
となっております。

個人的には

・カラーページがとても多く
・薪ストーブの基礎的知識もしっかりと理解できて
・各社薪ストーブが掲載されていて
・広告がゼロ(笑)
・北海道・東北のトップが北海道リンクアップ!

パラパラとめくるだけでも楽しい本です。


では軽く弊社ページのご紹介を。

ジツはこの本、
薪ストーブ写真家の湯口としては記念すべき本なんです。
気合いを入れて撮影した写真が・・いい感じで紹介されております。







湯口渾身撮影の詳細については、ぜひ御購入頂ければ幸いです。
リンクアップクラブのお客様においては
本社、もしくはニセコ支店の店頭にて販売させて頂きます。(直接お問い合わせ下さい)

一般の方の購入は日本暖炉協会のページのこちらからよろしくです。




写真家→薪ストーブ写真家への転身。

いや、写真家とは「自分が最もアツくなれる被写体を撮る表現者」のことですから
上式は間違いでありましょう。

薪ストーブ屋として
好きなことを皆さんにご紹介できる幸せ。



今日も代表の唐牛氏と道央圏のどこかで
煙突設置の足場の上に昇ってますのでご声援のほどよろしくお願いします!!



北海道リンクアップ・ニセコ支店
湯口 公
090-9759-0973
mail nisekostove@gmail.com
北海道リンクアップ札幌本社
http://h-linkup.co.jp/

薪の事ならリンクウッドへ!
http://www.linkwoodup.com/












 
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薪を作ろう、それを自分の薪ストーブで焚こう。

さて今週の土曜日(7日)から、

薪を自給自足を志す崇高なプロジェクト
http://makistove.info/?eid=510

が輪厚で始まりますね。

このプロジェクトは

リンクアップクラブ会員の方々に、
どうやったら薪作りの喜びと、
味わってもらえるんだろうか??

とスタッフ一同で考えぬいたあげくの
超過剰サービス??的な薪作りスペースの提供の場なんですが、
このプログラムを実行するにあたっては
ひとつの哲学が根底にあります。

それは、

薪作りは薪ストーブを楽しむための重要な作業であり、
自分で作った薪を自宅の薪ストーブで焚く至高の喜びこそ、
我々がお客様に売りたい人生のひととき・・なのだ。

ということです。



思えば、薪ストーブ屋って
薪ストーブと煙突を売って設置するだけじゃなくて
薪ストーブの使い方、薪の作り方、
薪ストーブとのつきあい方、
ひいては火が日常にあることの喜びとか、
それを仲間と共有できる時間と空間(イベント)とか、、、

なんでもカネで簡単に手に入ってしまうけれど、
なんだかつまらない世の中へのアンチテーゼを売っているんだなぁ、、と
もう商売の域を超えていて困っちゃいますね。

だから面白い仕事なんですけど・・たぶん。



ここで面白い本を紹介しておきます。


この本は、薪作りのことも書いてありますが、
どちらかというと「山林近くで暮らすための知恵本」
のような内容で、囲炉裏の楽しみ方や掘っ立て小屋作り
実用的なロープワークから自然と生きる作法など
イラストを眺めてさらっと読むだけでも楽しい良書です。

チェーンソーや手斧に関する解説もありますし、
様々な木の利用活用法など(かなりマニアックだけれども)
今のところ私の田舎暮らし実用書バイブルとなっております。


恒例?の本に散りばめられた珠玉の言葉をご紹介すると

「日本の森(やま)・山村には、
はちきれそうなほどの愉しみと、
宝石のような輝きが埋もれている。
崩壊寸前の精神と暮らしを救うヒントは、
みなここにある」

「チェーンソー研ぎの調整の苦労を知ると、石などに当てて
チェーンソーの刃を欠いてしまうことが、いかに大変な事か分かるだろう。
欠けた数本の刃のために、全部の刃を短くしなければならないのだ。
後の刃の修正に1時間かかるなら、現場で1時間かけて石を確実に避ける
処置をした方がずっとよい」

「自然の中で暮らしそのものを創造したい人が増えています。
また自らの転身を求めるだけでなく、周りの環境や、自然に根ざした
文化の再生を強く願う心ある人たちも現れています。
ところが実際に山暮らしを始めて見ると、ついつい手軽な材料や
便利な道具に振り回されがちです。私たちに自然(素材)を相手にする根源的な
技術がなく、また山という環境の洞察や土木的な視点に欠けている事に気付くのです」

「築100年の古民家は木と土と竹と石でできている。
それを補修するとゴミが出るが、それはみな燃やすことができる。
ただ燃やすのではない、燃料になるのだ。
火を使いながら暮らしていると、その当たり前なシンプルな循環に、深い充足を覚える」

「火は燃料になるだけでなく、
その炎のゆらめきを見ているだけですばらしい。
現代がなくしてしまった、とても大切な時間だ。
私たちは2人とも、燃やすこと、炎を見ることが大好きだ」


どうですか?
この本はある意味、過激すぎで楽しくなっちゃいます(笑)


さて冬越しのための薪を自分で作ることで
この本に宿る崇高な精神にすこし近づけると思います。

参加枠は、まだあるのかしら加藤さん?
気になる方は、上のリンクから申し込んでくださいね。


では、また。


ニセコ支店 湯口
 

株式会社 北海道リンクアップ
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ニセコ支店のHP

http://nisekostove.com

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薪ストーブ図書室

最近はずーっと薪ストーブ講習会ネタばかりだったので
今日は違う話題にしましょう。

「世界で最高の読書室、それは薪ストーブ前のソファ」

というキャッチコピーで

薪ストーブの前でこそ似合う本を
勝手にピックアップするシリーズはじめちゃいます。
(すでにソローの「ウォールデン・森の生活」、ナンセン「極北探検記」は紹介していますね)

今日の本は、薪ストーブとは全然関係ないフライフィッシングの本。
_DSF2452_Fotor.jpg
Fly Fishing and the Meaning of Life.
フライフィッシング そして 人生の意義

という私がアラスカに住んでたときに買った本です。
人生の意義という訳ではなくて「生きがい」とか訳す方が良いんでしょうか?
でも生きがいという訳だと「釣り=趣味」と判断されそうなので
ここではあえて「人生の意義」で訳しておきます。

たかが魚釣りと人生の意義?

どうしてそんな取り合わせなのか、不思議に思う方もいるでしょう。

でもまた逆に

「それだよ、それ!」

と思う釣り師もいるでしょうね。

どんな本かといいますと、
フライフィッシングのイラスト&写真と詩の本です。
_DSF2445_Fotor.jpg
「フライフィッシング以外の釣りは、魚を持ち帰ることが目的。
だがフライフィッシングはフライラインをどうやって繰り出すかというプロセスそのものが目的なのです。
キャスティングのエレガントさは魚が釣れるかどうかに関係なく・・・・」


こんなステキな服装でキャスティングするお姉さんを
川では見たことがないですが、フライのラインの美しさと
女性の高貴な感じ?が完璧な構図と相まって目をひくイラストに仕上がっています。
おしゃれですね。


_DSF2448_Fotor.jpg
「私にとっての鱒釣りは単なる釣りではない。
川の流れとその周りの情景と静寂に我が身をおくこと、そのものなのだ」

この気持ち、ディープな釣り師なら分かっていただけるはず。
私も渓流でどれほど癒やされて、そのまま仕事を辞めようと思ったことか(笑)
世界の渓流釣り人共通の悩み、それは社会との繋がり方を改めたほうがいいんじゃないか?
と清流のせせらぎの中で思うことなんです。

誰かと競う必要もなく、たまゆらに川の流れに身をおき、
釣り暮らせば良いのではないかと。

これはマズいですね(笑)

_DSF2449_Fotor.jpg
「人生のおいて、まったく説明できないことがいくつかある。
それは神への信仰心や、人を愛すること、、
そしてたぶんきっと、どうやって鱒をニンフ※で釣りあげるのか?ということも」

※ニンフ(疑似餌の一種)


「もし釣りが宗教であるならば、
フライフィッシングは高貴な教会に属するだろう」



「釣りは私にとっての宗教のようなものであり、
鱒のいる渓流は神聖なる寺院というわけです」


海外の本は、人生を語りながらも
遊びゴコロ満載的な本がたくさんあります。
その背景には、
生き方を誰に似せるでなく「自分自身の幸せ」を追求する文化が
あるような気がしますね。

最後に、釣りといえばこの一句を紹介しましょう。

「世の中に金と雑事の悩みはつきぬもの。
ならばいっそのこと、釣って釣って釣り暮らさん」

週も半ばの辛いときに
よろしくないブログでしたか・・?

でも、

薪ストーブの炎を見て「会社やめようかな・・」と思う人はいないはず。

今週もあと少し頑張りましょう。

p.s.
明日は新しいイベントニュースしちゃいますよ!


北海道リンクアップ・ニセコ支店

湯口
http://​nisekostove.com
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